アラビア語アルファベットの発音を覚えよう～(25)ヌーン[ ن ]

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(25) ヌーン [ ن ]

نُونٌ の発音

・有声・歯茎・鼻音（大阪大学 アラビア語独習コンテンツ）
・有声・歯茎・鼻音（東京外国語大学 言語モジュール）

アルファベット名の発音
・[ nūn ] [ ヌーン ]（語末を省略する普通の読み方）
・[ nūnun ] [ ヌーヌン ]（格を示す語末母音も全部読んだ場合）

男声：プロのナレーターさんによる収録

女声：Amazon TTS Zeina

英語の n と同じ音です。

上の前歯裏側生え際を少し上がったところにある歯茎に舌の先を当て、送り込んだ息が鼻腔にも回り込み鼻の穴へと抜けることで発生する鼻音が作られることで発音が完成します。

母音との組み合わせ

母音a、i、uを足すと、na、ni、nuとなります。

動画で発音の方法を確認

アラブ人向けにクルアーン朗誦に必要となるフスハー的発音を教えるレッスン動画です。

0:55～

ن [ n ] は舌を使って発音する子音で、上前歯裏側生え際に近い歯茎のところに舌の先を当てます。舌の先が当たる位置（＝青い矢印）は ل [ l ]（＝茶色い矢印） よりも少し下になります。

さらに送り込んだ息（＝赤い矢印）が اَلْخَيْشُوم [ ’al-khayshūm/-khaishūm ] [ アル＝ハイシューム ]（鼻腔）に回り込み鼻の穴（＝紫色の矢印）へと抜けることで発生する غُنَّة [ ghunna(h) ] [ グンナ ]（鼻音）（＝白い音波模様）が伴います。

1:53～

赤い色で示されているのが歯茎に当てた舌にぶつかる息の流れで、これが ن [ n ] の発音の半分ー اَلنِّصْفُ الْمُكَمَّلُ [ ’an-niṣfu-l-mukammal ] [ アン＝ニスフ・ル＝ムカンマル ] ーを成します。

青い色で示されているのが鼻腔に回り込んで鼻の穴へと抜けていく鼻音の部分で、これが ن [ n ] の発音を完成させる残りの半分ー اَلنِّصْفُ الْمُكَمِّلُ [ ’an-niṣfu-l-mukammil ] [ アン＝ニスフ・ル＝ムカンミル ] ーとなります。

同様の内容のレクチャーです。

こちらは発音練習コースの画面とともにイラストを出している動画です。最初に発音サンプルがひたすら繰り返されます。後半はクルアーン朗誦における実例になります。