アラビア語アルファベットの発音を覚えよう～(24)ミーム[ م ]

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(24) ミーム [ م ]

مِيمٌ の発音

・有声・両唇・鼻音（大阪大学 アラビア語独習コンテンツ）
・有声・両唇・鼻音（東京外国語大学 言語モジュール）

アルファベット名の発音
・[ mīm ] [ ミーム ]（語末を省略する普通の読み方）
・[ mīmun ] [ ミームン ]（格を示す語末母音も全部読んだ場合）

男声：プロのナレーターさんによる収録

女声：Amazon TTS Zeina

日本語のマ・ミ・ム・メ・モ（マ行）、英語の m と同じ音です。

上と下の両唇を閉じたままで発声し、鼻から息が抜けることで m の音が作られます。

母音との組み合わせ

母音a、i、uを足すと、ma、mi、muとなります。

動画で発音の方法を確認

アラブ人向けにクルアーン朗誦に必要となるフスハー的発音を教えるレッスン動画です。上と下の両唇を使って発音する ف [ f ] と و [ w ] と ب [ b ] と  م [ m ] をまとめて解説。ここでは م [ m ] の説明から始まるように設定してあります。

م [ m ] は ب [ b ] のように両唇を閉じたままにします（＝緑の矢印）が、送り込んだ息（＝赤い矢印）が اَلْخَيْشُوم [ ’al-khayshūm/-khaishūm ] [ アル＝ハイシューム ]（鼻腔）に回り込み鼻の穴へと抜ける（＝青い矢印）ことで発生する غُنَّة [ ghunna(h) ] [ グンナ ]（鼻音）（＝白い音波模様）が伴います。

赤矢印で示されているのが閉じた唇にぶつかり行き場を失う息の流れで、これが م [ m ] の発音の半分ー اَلنِّصْفُ الْمُكَمَّلُ [ ’an-niṣfu-l-mukammal ] [ アン＝ニスフ・ル＝ムカンマル ] ーを成します。

青矢印で示されているのが鼻腔に回り込んで鼻の穴へと抜けていく鼻音の部分で、これが م [ m ] の発音を完成させる残りの半分ー اَلنِّصْفُ الْمُكَمِّلُ [ ’an-niṣfu-l-mukammil ] [ アン＝ニスフ・ル＝ムカンミル ] ーとなります。

6:33は鼻音を伴う م [ m ]（左）と ن [ n ]（右）の比較です。鼻から抜けていく息が黄色い矢印で示されています。

同様の内容のレクチャーです。複数の子音についての説明が入っている動画なので、م [ m ] のところから再生が始まるように設定してあります。

口に進み閉じた唇に当たる息は赤い矢印、鼻腔に回って鼻の穴から抜ける鼻音は青い矢印で示されています。

6:04は鼻音である م [ m ]（左）と ن [ n ]（右）の比較と、クルアーン朗誦において鼻音を伴う م [ m ] と ن [ n ] にシャッダがついた（＝子音が2つ続いてmm、nnになった）場合に鼻音をしっかり出し長めに読まれるというグンナのルールについて説明を行っています。

同様の内容のレクチャーです。

こちらは発音練習コースの画面とともにイラストを出している動画です。最初に発音サンプルがひたすら繰り返されます。後半はクルアーン朗誦における実例になります。