アラビア文字の書き方を覚えよう~基礎編(26)ハー[ ه ]

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[ hā’ ] [ ハー ]  の形と書き順を覚えよう

単語の中での形

接続形 独立形
単語の最後 単語の途中 単語の先頭 単独の時
ـه ـهـ هـ ه

-○- 次の文字とつなげられます -○-

ハーは基本線に乗るように三角がかったoの字の形を書きます。

ة [ tā’ marbūṭa(h) ] [ ター・マルブータ ] はこの ه の上に点を2個書いたものになります。


書き順

独立形


● アルファベットを1個だけ個別に書く時の形です。

● 基本線の上からスタート。時計回りに三角がかったoの字の形を書きます。
● 一番下は基本線の位置に来ます。基本線の上にちょうど乗るように  ه を書きます。

単語の中での形

一般的な教科書向け活字書体


語頭

  • 次の文字とつなげられるので、左隣りに向かって線を伸ばします。
  • 基本線の上からスタート。右斜め下に向かって進み、基本線の少し手前で左に曲がります。
  • 時計方向にぐるりと回ります。
  • 斜め左下方向に進み、基本線に戻ってきたら左に向かっていき次の文字と接続します、

語中

  • 前の文字とも次の文字ともつなげます。
  • 基本線に沿って右から来たら、下に向かって時計方向に1回転します。
  • 基本線に戻ってきたら、今度は上に向かって時計方向に1回転します。
  • 基本線に戻ってきたら、左に進んで次の文字と接続します。

語尾

  • 前の文字を書き終わったら、単語末に来る最後の文字のハーを書きます。
  • 基本線に沿って右から来たら線を持ち上げ、斜め左上に行きます。
  • いったんペンを紙から離します。
  • てっぺんから少し下がった位置からスタート。反時計回りにcの字を書きます。
    *字体によってはペンを紙から離さずにそのまま1筆で書く方法になります。
語尾形の一筆書きバージョン

学習書によってはこちらの語尾形を掲載していることもあります。手書き用のルクア書体(日本の行書体に相当)など日常的な書き方に近いと言えます。

語尾を左回りに巻いて書く方法で、鉛筆を紙から離さず一気にくるりと巻いて完成です。

手書き系字体における語中形の別バージョン

教科書向けの書体ではなく、昔ながらのつづりルールである合字(リガチャー)が含まれるフォントで見かける語中形の異なる形があります。

基本線の下に沈み込むvの字に似た形になります。

アラブ人による手書きの時はこの形になることが多いです。ある程度の年数学習を続ける予定がある人は覚えておく必要があると思います。

書き順をオリジナル動画で確認

単独の時

単語の途中での形

単独の時+単語の途中での形

YouTube版~単独の時+単語の途中での形