アラビア文字の書き方を覚えよう~基礎編(15)ダード[ ض ]

目次 / ا ب ت ث ج ح خ د ذ ر ز س ش ص ض ط ظ ع غ ف ق ك ل م ن ه و ي / ء ة ى لا

(15) ダード [ ض ] の形と書き順を覚えよう

単語の中での形

接続形 独立形
単語の最後 単語の途中 単語の先頭 単独の時
ـض ـضـ ضـ ض

-○- 次の文字とつなげられます -○-

ダードは基本線にちょうど乗るしずく型をくるりと書いて、上方に少しだけ持ち上げてから左隣りに大きなおわんを書きます。最後にしずく部分の上に点を1個つけます。

順番が隣り合っている ص ض は点の有無でお互いを区別します。


書き順

独立形


● アルファベットを1個だけ個別に書く時の形です。

● 基本線にちょうど乗るしずく型をくるりと書いて、上方に少しだけ持ち上げてから左隣りに大きなおわんを書きます。
*フォントによって基本線の下にしずくの書き始めであるひげがのような部分が飛び出ているものと、そうでないものとに分かれます。

● 最後にしずく部分の上に点を1個つけます。

単語の中での形


語頭

  • 次の文字とつなげられるので、左隣りに向かって線を伸ばします。
  • 基本線にちょうど乗るしずく型をくるりと書きます。
    *フォントによって基本線の下にしずくの書き始めであるひげがのような部分が飛び出ているものと、そうでないものとに分かれます。
  • 上方に少しだけ持ち上げてとがった小さな山を書きます。
  • また基本線に戻り、次の文字に向かって左へとまっすぐ進みます。
  • 最後にしずく部分の上に点を1個つけます。点はダードのベース部分を書いた直後ではなく、一筆で進めるところまで書いてしまって後から1文字ずつに点や線を足していく順番でも構いません。

語中

  • 前の文字とも次の文字ともつなげます。
  • 基本線に沿って右から来たら、いったんペンを紙から離します。
  • 基本線にちょうど乗るしずく型をくるりと書きます。
    *フォントによって基本線の下にしずくの書き始めであるひげがのような部分が飛び出ているものと、そうでないものとに分かれます。基本線下にひげが出ていないものは、ペンを離さず右からきたらそのまま1回転してしまって構いません。
  • 上方に少しだけ持ち上げてとがった小さな山を書きます。
  • また基本線に戻り、次の文字に向かって左へとまっすぐ進みます。
  • 最後にしずく部分の上に点を1個つけます。点はダードのベース部分を書いた直後ではなく、一筆で進めるところまで書いてしまって後から1文字ずつに点や線を足していく順番でも構いません。

語尾

  • 前の文字を書き終わったら、単語末に来る最後の文字ダードを書きます。
  • 基本線に沿って右から来たら、いったんペンを紙から離します。
  • 基本線にちょうど乗るしずく型をくるりと書きます。
    *フォントによって基本線の下にしずくの書き始めであるひげがのような部分が飛び出ているものと、そうでないものとに分かれます。基本線下にひげが出ていないものは、ペンを離さず右からきたらそのまま1回転してしまって構いません。
  • 上方に少しだけ持ち上げてから左隣りに大きなおわんを書きます。
  • 最後にしずく部分の上に点を1個つけます。

一筆で書くダードの筆順

上で紹介したのはいわゆる書籍向け活字・教科書体としてのナスフ書体の形で、日常生活ではいちいち途中で鉛筆を紙から離して次の筆順に入るということはしません。

一筆で書くので、語中や語尾の時に下に飛び出たひげはできません。

学習書や教育機関の学習サイトによってはこの書き方しか紹介していないこともあります。

こんな感じでしずく形に一回転してから左横に小さな山を書いて、点を書き足したらおしまいです。

先生の板書や講義を書き取る際はこのような楽で早い書き順でつづらないと時間がかかって大変です。教科書通りに書かなければいけないテスト以外ではこちらのつづり方を使うのがおすすめです。

書き順をオリジナル動画で確認

単独の時

単語の途中での形

単独の時+単語の途中での形

YouTube版~単独の時+単語の途中での形