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[ kāf ] [ カーフ ] の形と書き順を覚えよう
単語の中での形
接続形 | 独立形 | ||
---|---|---|---|
単語の最後 | 単語の途中 | 単語の先頭 | 単独の時 |
ـك | ـكـ | كـ | ك |
-○- 次の文字とつなげられます -○-
カーフは幅広な「L」の字を左右反転した形を書いたら最後を少しはねさせ、中にsに似た形を足します。
書き順
独立形
● 幅広な「L」の字を左右反転した形を書きます。最後を少しはねさせます。
● 後から中にsに似た形を足します。
ك の中身について
アラブ圏には中ににょろっとした s の字を書く人と、小さな ء [ hamza(h) ] [ ハムザ ] を書く人とがいます。現地の学校でもハムザを書きましょうと間違って教わることが多いらしいのですが、大人になってから違うと知って驚く人も少なくないようです。
カーフの中身についてはイスラーム初期に文字同士を区別する点やパーツが無かった頃に ل [ lām ] [ ラーム ] と似ていたことから考案。お互いがそっくりになってしまうので区別するために小さな كـ [ kāf ] [ カーフ ] を中に補ったのが始まりだとのこと。
この小さな كـ は本・ウェブサイトによっては كَاف زَنْدِيَّة [ kāf zandīya(h) ] [ カーフ・ザンディーヤ ](زَنْد=尺骨)もしくは كَاف زِنَادِيَّة [ kāf zinādīya(h) ] [ カーフ・ズィナーディーヤ ]と書かれていることもあります。
アラビア語は当初文字を区別する点が無く、イスラーム誕生以後にクルアーンを正確に読ませる必要性が出た頃から新たに開発されました。カーフ中の小さなカーフもその1つということになります。
単語の中での形
- 次の文字とつなげられるので、左隣りに向かって線を伸ばします。
- まず基本線の上から右斜め下方向に45°ぐらいの角度をつけて進みます。
- 基本線の近くで左に向かい次の文字へと進みます。
- 後から上半分の/を書き足して下半分の書き始め位置とつなげます。
*上半分の/はカーフのベース部分を書いた直後ではなく、一筆で進めるところまで書いてしまって後から足されることが多いです。
語中
- 前の文字とも次の文字ともつなげます。
- 基本線に沿って右から来たら、左斜め上に進み漢字の「入」に似た形を書きます。ペンは紙から離さず、押されて潰れたような△山を連続で書きます。
- 基本線の近くで左に向かい次の文字へと進みます。
- 後から上半分の/を書き足して下半分の書き始め位置とつなげます。
*上半分の/はカーフのベース部分を書いた直後ではなく、一筆で進めるところまで書いてしまって後から足されることが多いです。
語尾
- 前の文字を書き終わったら、単語末に来る最後の文字カーフを書きます。
- 基本線に沿って右から来たら、高くまで上がって独立形と同じ形を書きます。
- 幅広な「L」の字を左右反転した形を書きます。最後を少しはねさせます。
- 後から中にsに似た形を足します。