SoundCloudでアラビア語リスニング～MP3でダウンロードしてスマホ等に入れる方法

2019/02/11

アラビア語のリスニング教材が豊富なSoundCloud

SoundCloud[ https://soundcloud.com/ ]というドイツ発の音声ファイル共有・ストリーミングサービスにはアラビア語のオーディオファイルが多数アップされています。

エジプトカイロにあるThe American University in Cairo（カイロ・アメリカン大学）出版部門から出ているKallimniシリーズ、Kalaam Gamiilシリーズ等はCDが廃止された代わりにSoundCloudでのオンライン視聴に切り替わっていることもあり、アーンミーヤ学習の際こちらのサービスを利用する方も増えてきているのではないかと思います。

ダウンロード保存はできない音源も

SoundCloudは提供側が設定すればダウンロードボタンが出現し音声ファイルをこちらのパソコンに保存することができます。しかしカイロ・アメリカン大学AUC Pressの場合はダウンロードボタンが出てきません。

パソコンに保存したりスマホに転送したりしてオフラインで聴きたい場合は、SoundCloudダウンローダーや動画・音声ダウンローダーを利用する必要が出てきます。


Playlistのジャケット画像上で右クリックしリンクのアドレスをコピーするだけでもURLが取得できます

AUC教科書の音声はレッスンごとにPlaylistというセットにまとめられ個別に視聴できるようになっています。このPlaylistのURLを取得し、ダウンローダーに入力することで、Playlistに収められている複数のファイルをパソコンにダウンロードすることが可能です。

音声ファイルのダウンロード

オンラインのダウンロードサービス


Playlistダウンロードコーナーで取得したURLを入力しダウンロードボタンを押すと


MP3ファイルが個別にダウンロードできるようになります

インターネット上でPlaylistのURLを入力しMP3ファイルをダウンロードできるオンラインダウンローダーのサイトも複数ありますが、大半のサイトではPlaylistの曲を個別にダウンロードしていかなければならないので手間がかかり大変です。

ダウンロードソフトウェアを使う

自分は海外の複数サイトでおすすめされていたAny Video Converterというソフトウェアを使っています。便利で評判もなかなからしいのですが、抱き合わせソフトがインストールされてしまうのでインストール時に拒否するか、Windowsのコントロールパネル経由で行ける「プログラムと機能」メニューにて後から削除する必要があります。


取得したURLを入力しダウンロードボタンを押すと


指定したフォルダにPlaylistの中身が一括でMP3として保存されます

ダウンロードした後の作業

MP3ファイルをダウンロードしたら、iTunes等を使ってスマホやタブレットに転送します。

転送前にファイル名一括リネームソフトで長いファイル名を短くしたりして整え、Mp3tag[ https://www.mp3tag.de/en/ ]のようなMP3タグ編集ソフトでアルバム名の打ち込みや曲順（トラック番号）の振り分けを予め行っておくと、モバイル端末に取り込んだ後の使い勝手がとても良くなります。

例えばAUC PressのKalaam GamiilではSoundCloudで提供されているPlaylist内のファイルが、実際のテキストの順番に合っていません。単語集→例文集→ドリルのような正しい順番に並べ替えるためには、トラック番号を手動で打ち込んで再生順を変更する必要があります。自分はこれで順序の修正を行いました。


本当はどのレッスンでも「Vocabulary」が一番最初に来るのですが、SoundCloudでは一番最後になってしまっています


MP3タグ編集ソフトを使って、不要な文字列を削除したり、テキスト通りの順で再生したりするように手を加えます


iTunesを使ってiPadに転送するとこんな感じになります

このサンプル画像では、どのアルバムも表紙の画像がついています。これはiTunesのプロパティ編集画面でアートワークを追加することで可能です。表紙の画像ファイルを用意し曲/アルバム情報として追加しておくと、お目当ての音声ファイルがどこにあるかすぐにわかるので便利です。


iPad「ミュージック」の再生画面

SoundCloudでは間違っていた再生順が修正され、モバイル端末でテキスト通りの順番にてリスニングができるようになりました。端末に音声ファイルが入っている状態なのでオフラインでも視聴できますし、CDに換算すると数枚分になる1冊分の音声トラックを1箇所にまとめてあるので100数十のファイルをフリーハンドで流しっぱなしの連続再生することができ色々と楽になりました。

参考サイト