オンライン&アプリでアラビア語学習~Mondly

サービス名
Mondly(モンドリー)
公式サイト
https://www.memrise.com/ja/
対応OS
PC、iOS、Android、VR版あり

Mondlyのアラビア語コンテンツについて

Memriseは外国語の単語学習コンテンツです。英語等以外にも中東言語各種(アラビア語含む)コースが用意されています。


無料の状態では好きなカテゴリーのレッスンを選ぶことはできず、有料コースを契約するとアクセス・利用の制限が外れます。料金は月払いだと950円/月、年間契約だと6,600円/年で月額550円相当。無期限の利用権買い取りは無い模様です。

構成・レッスン内容


学習カテゴリーがマップ上に表示されます。無料の場合は好きな場所は選べず、Mondlyが指定した部分を学習する形です。


学習は日本語でできます。こちらは真ん中に表示された「母」に合うものを写真一覧から選ぶ問題です。表示は右上で切り替えることができます。なおアラビア語部分に母音記号はついていません。


英字表記に切り替えた場合です。長母音を示す横棒が無かったりジュースの عَصِير(アスィール)がaeseerになっていたりと、実際の読みやアラビア語についている母音記号と合致しない表記が多いです。


語末に ة(ター・マルブータ)がついている語の英字表記は「—ah」だったり「—a」だったりで統一性はありません。鳥の「ta’er」もそうですが、英字部分の入力を任された方はフスハーではあるものの普段の会話や英字チャットでの影響なのか口語寄りの母音でルビをふっているように感じられました。また、ت と ط のような音が似ている子音の区別もしておらず全部同じtで表記されているのも気になりました。


ヒヤ hiyaはhia、トゥウジャブ tu‘jab(u)はtoejab、ハーザー hadhāはhazaとなっていたりします。英語でいうところのtheをzaで発音してしまう学習者のようになってしまいかねず、アラビア語の正しい発音を覚える上での障害になるので、なるべくMondlyでは英字表示では学習しない方が良いかもしれません。

「~が好きです」という例文の表現も、アラビア語フスハー会話で多用するイメージの無い「トゥウジャブ・ビ~」なのがしっくり来ない気がしました。


こちらは音声を聴いたりアラビア語での文章を読んだりして日本語で答える問題です。Duolingoの並べ替え・選択問題に似ています。


表示を英字にした場合のアラビア語→日本語訳並べ替えテストです。定冠詞al-が後続の子音と同化を起こした時の英字表記がal-ta’irやat-ta’ir


今度は日本語からアラビア語にする問題です。ここでもハーザー hādhā がHatha、ハーズィヒ hādhihi がHathiheeになっています。他の部分ではHaza、Hazihになっており統一性がありません。入力担当者によって英字ルビが異なるということなのかもしれません。


アラビア語の方も語末の ة が ه になっていることがあり、文語の正書法・正字法を守っていないものが混ざっています。Mondlyに限らず、英語圏で開発されたアラビア語学習システムはフスハー教育を受ける時間数が少なかった可能性が高いバイリンガルのアラブ系スタッフが制作に関わっているからなのか、アラビア語部分の正確さに欠けるものが多い印象です。


提示されたアラビア語文の意味を4択で答える問題です。


4択問題も英字表記に切り替え可能です。


会話学習なども。

音声

アラビア語部分はネイティブによる吹き込みです。

感想

問題の構成自体はDuolingoをより実用的にした感じでコンテンツ量も多いので、アラビア語や英字ルビの表記に問題が無ければそれなりにおすすめできるコンテンツになったように思います。

残念ながら個人的には無料でも利用したいという意欲を持つことはできませんでした。