アラビア語の数字(インド数字)の書き順を覚えよう

アラビア語の数字について

アラビア語で使う数字の名前は「インド数字」

アラビア語アルファベットの書き方と読み方のしくみ』でも紹介していますが、現在アラビア語で使われている数字はインドから輸入されたもので、اَلْأَرْقَام الْهِنْدِيَّة [ ’al-’arqāmu-l-hindīya(h) ] [ アル=アルカーム・ル=ヒンディーヤ ] (=インド数字、ヒンディー数字)と呼ばれています。

これがアラブ世界の西側でさらに形を変えて伝わりグバール数字となり、世界各地で使われているアラビア数字の元になりました。

インドから輸入され整備されたということで右から左につづっているアラビア語の文章でそこの部分だけが左から右への逆方向につづられます。

このページはアラビア文字の書き方カテゴリーということで、0から10までのインド数字について書き順を紹介しています。

インド数字についての詳細はこちらから

アラビア語の数字(インド数字)について
当サイト内のコンテンツです。インド方面から輸入された数字が改造された過程、西方アラブ世界で形を変え我々が使っているアラビア数字の原型としてヨーロッパに伝わった経緯、0から10までの数字の名前・発音などを紹介。

アラビア語の数字一覧表

こちらがいわゆる現代アラブ世界で使われているアラビア語の数字(インド数字)です。

4 3 2 1 0
٤ ٣ ٢ ١ ٠ 
9 8 7 6 5
٩ ٨ ٧ ٦ ٥

アラビア語の数字(インド数字)の名称と書き順

書き順ビデオが下の方にありますので、こちらでさっと確認してから動画で見るのが覚えやすくて手っ取り早いかと思います。

0

ただの点を1個書きます。見本はカリグラフィーペンで書いた書体なので四角く見えますが、鉛筆で書いた場合は「・」の形になります。

1

少し傾いた縦線を書きます。

2

丸いおわん(英語におけるアラビア数字「2」の底部分を長くして、90°回転させた形)を書いて、その左端から少し傾いた縦線をのばします。

手書きではおわんではなく丸い山の形になるのが一般的です。お店の手書き値札では左下の「手書きの形」のようになるので要注意です。

3

英語におけるアラビア数字の「3」を90°回転させた形を書いて、その左端から少し傾いた縦線をのばします。

手書きでは倒した3にしっぽが生えたような形ではなくただのおわんにしっぽがついている形になるのが一般的です。活字体の2「٢」と全く同じ形になるので、手書き値札を使っている店で買い物をする時は読み間違えないよう注意が必要です。

4

英語の「w」を90°回転させた形に似ています。上からジグザグを書きます。

5

◯に近い形を時計回りに書きます。真ん丸ではなく少しだけおにぎりのようにします。

紛らわしいですが

6

少しだけそり返った屋根を書いたら、右端から斜めに傾いた縦線を垂らします。

7

少しだけカーブしたVの字を書きます。

8

7「٧」を上下反転させた形、逆さまのVを書きます。

9

 

アラビア数字「9」とほぼ同じ形です。下からスタートして時計回りに1回転し、そのまま斜めに傾いた縦線を書きます。

10

10以上の数字は日本語のアラビア数字同様、0~9までの数字を組み合わせて表現します。10では10の位の1を左、1の位の0を右に置きます。

オリジナル動画集

アラビア語の数字(0から10まで)の名前と形を覚えよう

0から10までの数字の名前を読み上げた後に書き順アニメが流れます。

数字(0~10)の名前と書き順~オリジナル版

数字(0~10)の名前と書き順~YouTube版